卒業式のスーツ姿に欠かせないのが『コサージュ』。定番のダーク色のスーツにも華やかさや新鮮さを表現できるのでコサージュを付ける方はとても多いです。でもなかなかつける機会がない事から、「卒業式のコサージュをつける位置ってどこがいいんだろう?」「マナーやきまりってあるのかな?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回は、卒業式のコサージュを付ける位置についてと、コサージュの色や素材などにNGはあるのか?という事について詳しく調べてみました。

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卒園式にコサージュはつけない方がいいって本当?

「卒業式にコサージュはつけない方がよい」と言う話を個人的に聞いたことがあるので、それが事実なのか?とその点をまず調べてみました。

 

その結果、コサージュがいけないのではなく、主役の卒園児や先生方より派手に目立った服装が良くないということの様です。大きすぎる花や濃い色をつかったコサージュでは派手に目立ってしまうので、そういったコサージュならつけない方がよいということになるそうです。

 

コサージュをつけない方がいいというのはマナーに反するコサージュしか持っていない場合などのようですね。

その点に気を付け、コサージュを付ける位置の正しいきまりなども知っておけば、安心してコサージュを付ける事が出来るという事になりますね。

 

また、卒園式にコサージュをつけないといけないという決まりは特にありませんので、服のデザインによってコサージュをしない方がよいと思った場合はつける必要はありません。

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卒園式にコサージュを付ける位置はどこ?

では、卒園式にスーツにコサージュを付ける場合、どこの位置につけるのが正解なのでしょうか。

 

まず左右どちらにコサージュをつけるのかわからなくなってしまう方もおられると思いますが、自分側から見て、左側のスーツの襟につけるのが現在多く方が取り入れている正しい位置となっています。

相手から見ると右側にコサージュが見える状態ですね。

 

なぜ、右側に見える位置にコサージュを付けるのかという理由ですが、人が何かを見る時、右側に視線が流れる習性がある事から、花を印象的に見せる位置として左側がよいとされています。

 

絶対に左!という決まりはありませんが、多くの方が左に付けるという風潮になっていますので、間違えていると思われない為にも左側にしておく方が無難です。

 

次に自分の左胸のどのあたりにコサージュをつけると良いのでしょうか。

 

ジャケットに襟がついているスーツなら、襟部分の胸より高い位置につけるとバランスが良くなるため、この位置にコサージュをつけると良いです。

子どもの場合はちょうど胸の位置で良いですが大人が胸の位置コサージュをつけると、幼い印象になるのでおすすめしません。

 

ノーカラージャケットなどの襟がないスーツの場合は、胸より高く鎖骨と脇の間あたりに付けるとスッキリと印象よく見えるのでおすすめの位置です。

 

また、コサージュに茎がついているタイプの茎の向きですが、フォーマルな服装の時につけるコサージュの茎の向きは、花が下で、茎が上という事になっています。

 

卒園式はフォーマルな場ですので、同じく、花が下、茎が上という基本ルールの元につけるのが良いですね。

 

フォーマル服の店員さんに実際にはどのように付ければよいのかを聞いてみたところ、「茎はまっすぐに下向きには付けず、茎が体の外側を向く方向で、少し斜めにつけるのがおしゃれなつけ方になります。」と教えてくださいました。

 

これで、コサージュを付ける場所は完璧ですね。

 

ちなみに近年では、コサージュは少し小さ目の色違いのコサージュを2つ用意し、今紹介した位置に上下につけるのがトレンドになっているそうです。

 

卒園式にふさわしいコサージュの色や素材は?

次に、どんなコサージュが卒園式にふさわしいのか、調べてみました。生花か薄い透け感のある生地がおすすめの基本です

◎卒園式にふさわしいコサージュの種類

  • シルクフラワー(アーティフィシャルフラワー)・・・シルクのような(シルクではない)素材のコサージュです。艶や品があるように見えます。よくお店で売ってある、ベーシックなコサージュがこのタイプです。
  • オーガンジーコサージュ・・・透けている薄いオーガンジー(シースルー)という素材の布を使って花を作ったコサージュです。これは私が使っているタイプですがふんわり優しい雰囲気と高級感があるので気に入っています。
  • 生花・・・生きたお花で作るコサージュです。お花屋さんで注文もできますが、小さいコサージュなので、自分で手作りできたら色もアレンジできていいですね。卒園式に着けておられる方を見た事がありますが、生花はやはり存在感が違います。
  • ブリザーブドフラワー・・・生花を加工したブリザーブトフラワーを使って作るコサージュです。生花よりかなり長持ちするので、価格は高くなりますが、入学式まで使うときには便利です。

 

次に卒園式にNGとされるコサージュの種類です。

◎卒園式にはおすすめできないNG素材

濃い色の布

光りすぎるシルク・サテン・ベルベット・ツイード・レースはNGです。

カジュアルなイメージがあり、あまりふさわしくないと言われています。

ビジュー

パール・クリスタルなどを使ったコサージュもNG.

キラキラしすぎて派手と感じるイメージから生花についていてもあまりふさわしくはない様です。

布素材のコサージュはNGと思われがちですが、NGなのは、主役ではないのに、光過ぎや派手なところ、式なのにカジュアルすぎる感じが、ふさわしくないコサージュの線引きとなるようです。

 

レースのコサージュがスーツにセットになって売られているのを見かけた事がありますが、卒園式の場合は、レースのコサージュは違うものに付け替えた方がいいんですね。

生地は透けるような素材や色、カジュアルな感覚のない気品のあるものを選べば、布のコサージュでも使えます。

【動画】コサージュの作り方「part1」コサージュが出来上がるまで





コサージュの色は何色が良い?

次にコサージュの色についてです。絶対の決まりではありませんが、ハッキリした色は選ばない方がいいようです。

よく言われているのは、卒園・卒業はお別れの意味もあるのでスーツの色は、ダーク系の色「ブラック・グレー・ネイビー」が最適となっており、入園・入学は新しい生活へのお祝いの意味を込めて、パステル色「ベージュ・ピンク・サックス」などのスーツが毎年様々な方に選ばれています。

ですので、卒園式の場合はブラック・グレー・ネイビーにあわせてもはっきりしすぎない色が良いという事ですね。

以下に詳しく書いていきます。

◎ダーク色のスーツに合わせたい卒園式おすすめのコサージュの色は?

  • 薄いピンク
  • サーモンピンク
  • 白(ホワイト)またはオフホワイト
  • 薄いブルー
  • 白に近いシルバー
  • 薄いパープル

上記の様に薄い色をおすすめします。薄い柔らかい色が目立たずさりげなくダークスーツに華やかさを添えてくれますよ。

 

では、逆にハッキリした色は派手に見えダーク系の黒のスーツに合わせると、品がなく見えてしまいます。私の好きな色もありますが、下記の色は卒園のときは選ばない方がよい色です。

選ばない方がいい色

  • 濃いパープル
  • ボルドー
  • 濃い青
  • 茶色
  • 濃いオレンジ

卒園式のスーツには控えめの色のちょっと華やかなコサージュを!

卒園式の主役より目立つことは絶対に禁止!ですが、あまりにもダークな色づくめも華やかさに欠けてしまいます。

お祝いの席でもあるので、黒やグレーのスーツにも薄く淡い色のコサージュで華やかさや優しい色味を足してあげてください。

派手になることなく、品のある装いができます。自分で作成するときは、子どもへの花束と同じお花でコサージュを作っても思い出になりますよ。

 

今回はコサージュの位置などについて詳しく紹介しましたが、しっかり位置を把握し、卒園式のスーツ姿をばっちり決めてくださいね。

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