「謝恩会」とは、日頃お世話になっていた先生方へ感謝を伝える会のことです。

謝恩会を主催するのは保育園、幼稚園などの卒園児の保護者になります。園によって、卒園対策係、謝恩会係、謝恩会の世話役、などの係名で役員が選出されます。

謝恩会の準備をはじめて任された方は何をいつからどう始めたらいいのか不安になると思いますが、まずは過去に行われた謝恩会を参考にすることで随分と先が見えてやりやすくなるのではないでしょうか。

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そこで、今回は、保育園、幼稚園などの謝恩会の準備は何をいつからどう始めたらいいのかに焦点をあてて、私自身の経験もふまえながら謝恩会係の活動を紹介したいと思います

謝恩会ってどういうことをする?

役員に決まってしまうと、プレッシャーと、まず何をして良いのか不安になりますよね。

基本は子どもたちから先生方へ感謝を伝える機会を作るという考えで、それをする為にすることを決め、それに向かって細かい準備をするという事なのでまずは大きく何をするのか大きな柱を考える事が大切です。

盛大にぬかりなく、心に残る特別な謝恩会を開催したいと考えるのは良いのですが、あまり過去に行ったことのないような会を企画すると、大勢をまとめる会なので、無理が生じてしまいます。まずは、これまでに行われてきた謝恩会を参考にするのが失敗しない得策です。

会場は園のお遊戯室などの大きな部屋やホテルのレストラン、大きな座敷のある飲食店など、やはり、伝統的に同じような場所での開催になると思われます。会場によって、できることも変わってきますので、過去の謝恩会を参考にして検討するのがよいと思います。

謝恩会でよく行われているのは、

  • 子どもたちが合唱をする
  • 先生と子どもたちとでゲームをする
  • 子どもたちの写真のスライドショーを放映する
  • 先生方へのビデオレターを放映する
  • 花束贈呈
  • 食事会をする
  • 記念品を贈る
  • 保護者が様々な出し物をする。(ダンスや歌、手品など。)

などです。

こちらの動画のようなものなら、仕上がったものを先生にプレゼントして、園児たちにもDVDRなどに焼いたものをプレゼントするようにすると一生の思い出になりそうですね。

【動画】たちばな保育園 ぞう組 スケッチブックリレー





ちなみに、保育園に子どもを通わせていた私の場合ですが、保護者全体を4つのグループに分け、ダンス・歌・合奏・クイズのチームで出し物をしました。(子どもや先生方も巻きこむかたちで。)

私は合奏チームで、ピアノを弾ける方に伴奏をお願いし、子ども達が保育園の発表会で歌った、「世界に一つだけの花」を保護者が保育園の楽器をお借りして演奏し、卒園する子ども達には歌を唄ってもらいました。

子どもがすでに覚えている曲を選んだので、練習するのは保護者だけですみましたので、スムーズに練習をすすめる事ができて良かったです。

ちなみに、練習回数は最低限に抑える為に、タンバリンや太鼓、鍵盤ハーモニカなどのやり方を各保護者に配り、YouTubeの曲に合わせながら練習してもらうようにしました。

また、幼稚園に通わせていた友人にも話を聞いてみると、先生方に内緒でダンスを披露する為に、地域の会議室などを借りて、幼稚園から帰ってきてから数日、クラスのお子さんと一緒に練習をしていたそうです。

普段、幼稚園以外でクラスのお子さんが集まることなどなく、時間を作るのは大変だったようですが、先生のいないところでの、子どもたち同志の普段の様子を見ることができて、とても楽しい経験になったそうです。

謝恩会の係もそれ以外の保護者の方も、普段より忙しくなりますが、保護者どうしの絆も深まりますし、卒園する子どものために頑張るのもよい経験になりますよ。

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準備することは何?

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園によって、場所も余興も違うとは思いますが、基本的な謝恩会までの流れを参考までに紹介しますね。

 

  1. 謝恩会の役員を決める・・・各クラスから数名の役員を卒園の学年になった4月には決めるところが多いです。クラス役員の中で謝恩会係を任されたり、卒園対策として謝恩会のみの係があったりと園によって選出方法は違います。
  2. 開催日時を決める・・・卒園式を園で行うところでは、卒園式後そのまま謝恩会を行われることが多いようです。卒園式を別のホールやホテルを借りて開催しているところは、午後、謝恩会の会場に集合しなおしたり、別日に食事会などで、集まりなおすことがあります。
  3. 場所の決定・・・卒園式を園内で行った後、園の教室を借りることができる場合ですと、卒園式後そのまま謝恩会を開催できて場所の確保も安心ですが、他の場所(ホテル・会議室・飲食店など)を借りる場合の予約は早い方がよいです。この時期は卒園だけでなく、卒業なども重なり謝恩会の会場として使える場所は使用する方が多くなります。遅くても3か月前、日程が決まったらすぐに会場の予約をおすすめします。
  4. 食事の決定・・・卒園式が午前中に終わり、昼食会を謝恩会としてするところもあります。食事の用意は、園へ仕出し屋などのお弁当を注文して配達してもらったり、ホテルでの謝恩会はビュッフェスタイルが多いようです。
  5. 予算の決定・・・一人3,000円~4,000円程度が相場のようです。(食事・記念品・花束代など)※年間の予算で積み立てている園もあり。
  6. 案内文書の作成・・・開催日や会場のお知らせ、プログラムや出欠席のアンケートなどを開催前に配布します。
  7. 余興を考える(余興練習時間の調整も)・・・合奏などは、練習も楽器も必要です。スライドショーなどは、映せる機器も必要なので、場所によってできる余興を検討します。
  8. 先生への贈り物を決める・・・花束とは別に、アルバムを作成したり、写真入りや名前入りのグッズ・先生の好きなキャラクターの雑貨など。先生毎プレゼントを渡しているところが多そうです。
  9. 記念品を考える・・・先生への贈り物とは別に、子どもたちにも記念品として、お菓子や先生との写真をアルバム、小学校で使える名前入りの鉛筆などの文具を用意することが多いようです。
  10. プログラムを配る・・・役員ではない保護者や招待する先生方にも事前に配布します。

このようにだいたい10項目に分かれます。

保育園、幼稚園での謝恩会の準備はいつからする?

先ほど紹介したように、謝恩会の係になると、決めることも多く時間をとても使うことになります。余興に園児のダンスや歌などを披露することになると、保護者は練習に集まることになります。練習に集まるためにクラスの保護者へお便りを作成したり、先生の贈り物にアルバムを作成したり、スライドショーなどは、写真を集めて編集しなければいけません。フルタイムでお仕事をされている方も多く、お子さんも小さいので、なかなか皆さんで集まるのも難いものです。

ですので、謝恩会の準備は4月から活動をはじめても早くはないです。

まずは、日時を決めれば、場所の予約が取れます。卒園児の人数がわかっていれば、記念品の注文も早くて良いと思います。

お知らせを配布して、参加人数を把握できれば、集金も行い、お弁当などの注文もできます。

会場と食事の予算が決まれば、余興の内容や先生方への花束や贈り物の購入も検討できます。

卒園の学年の行事には写真を撮り、お子さんの小さいときなどの写真も集め、スライドショーの編集も早めにはじめた方が安心です。

役員が決まった春にはまだ、卒園の実感はなく、謝恩会を考えるのは早いと思われがちですが、早く準備できれば、安心して活動できます。

1月以降は特に忙しくなってきますが、逆算して、出来る事は1学期、2学期中に準備しておくようにしておくと良いですね

謝恩会の準備はお早目に!卒園する子どものために頑張る!

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謝恩会の役員は大変とよく聞きます。確かに、準備するのは例年の通りに行っても、時間がかかります。準備するものも、決めることも多いのですが、わが子の幼稚園での最後のイベントを担当できるのです。

役員が苦手だとか、くじ引きで決まってしまったなど、役員になってしまって、困っているという話もよく聞きます。ですが、例年、自分と同じ、園児の保護者が開催しているのです。無理に頑張らなくても大丈夫です。子どもが普段お世話になっている先生に感謝を伝える、子どもにとってもとても大事な園児としての最後の行事のお手伝いができると考えて力を抜いて取り組んでみてくださいね。

私のまわりでは、役員に決まったときには、不安で困っていた方も、謝恩会が終わると、良い経験ができたと話している方が多かったです。

なかなか園へ顔を出せなった保護者の方で、この日の余興には参加ができ、良い思い出が子どもに残せたと喜んで話している方もいました。

先生方への感謝を伝えながらわが子の成長を感じることのできる素敵な謝恩会になると良いですね。

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