北海道の雪祭りの代表的な「さっぽろ雪祭り」。2017年も開催日程が決定しています。
はじまりは、1950年、地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に設置したことがきっかけで、雪合戦、雪像展、カーニバル等の開催で当時は5万人あまりの来場でした。
毎年、来場客を増やし、去年第67回(2016年)には、なんと260万9千人もの方が来場しました。
会場については、1965年、第2会場として真駒内会場を、1983年から3番目の会場として、すすきの会場が登場しています。2005年で40年続いた真駒内会場が閉鎖し、2006年~2008年には、さとらんど会場を開設、2009年からは第2会場は、つどーむ会場となっています。
「さっぽろ雪まつり」は年々進化しつづけています。さて、そんな「さっぽろ雪まつり」の2017年の気になるの日程について調べてみました。
北海道の雪祭り2017年の日程や時間はいつ?
北海道の雪祭りといえば「さっぽろ雪まつり」。
年々来場者が増えて、1984年から会期を2日間延長し7日間の開催になっています。
2016年は大通・すすきの会場:2月上旬の7日間・つどーむ会場:他の会場の開催日程+7日間で14日間の開催でした。
今年2017年は、大通・すすきの会場は7日間、つどーむ会場は、昨年より2日短い12日間になっています。今年はすべての会場が2月12日(日)までの開催になります。
それぞれの会場の開催日程や時間は以下の通りです。
◆大通会場
- 場所:大通公園 西1丁目~西12丁目
- 開催期間:2017年2月6日(月)~2月12日(日)
- 開催時間:いつでもご覧いただけます(ライトアップは22:00まで)
大通公園では、約1.5キロメートルに並ぶ雪と氷の芸術作品を鑑賞できます。
大通会場では大雪像から市民雪像などのバラエティに富んだ雪像やイベントが盛りだくさんです。
◆つどーむ会場
- 場所:札幌市スポーツ交流施設 コミュニティドーム(愛称:つどーむ) 札幌市東区栄町885番地1
- 開催期間:2017年2月1日(水)~2月12日(日)
- 開催時間:9:00~17:00
さっぽろ雪まつりの第2会場となっていて、子供から大人までが雪とふれあいながら楽しめるすべり台やスノーラフトなどがあります。
つどーむ施設内の屋内スペースは、休憩所になっています。飲食できるスペースや、子供が遊べるファミリー広場などがあります。
◆すすきの会場
- 場所:南4条通りから南7条通りまでの西4丁目線(駅前通り)市道
- 開催期間:2017年2月6日(月)~2月12日(日)
- 開催時間:いつでもご覧いただけます(ライトアップは23:00まで。※最終日は22:00まで)
「氷を見る」から「氷を楽しむ」がテーマの会場で、氷彫刻やコンクール作品などの氷像が展示してあります。
ふれあい広場では、氷像に乗ったり、触ったりしての撮影もできます。
イルミネーションストリート にはアイスバーがあります。温かい飲物などもあります。
*どの会場も一般車両用の駐車場はありませんので会場へは、公共交通機関やシャトルバスで来場してくださいね。
さっぽろ雪まつりの見どころは?
さっぽろ雪まつりといえば、ニュースでもよく映る、大通会場の大雪像!毎年いろいろな雪像が作られていて楽しみです。
昨年は北海道新幹線開業を氷で表現したとても綺麗な氷像や、進撃の巨人、札幌襲来!というライトアップもされた、迫力のあるものもありました。
大雪像を見たあとは、スケートリンクで遊んだり、食の広場の屋台で北海道らしい食事も楽しめます。そして、つどーむ会場の雪のスライダーも滑ってみたいです。見たり、触ったり、体験したり、思いっきり「雪」を楽しめそうです。
夜にはすすきの会場のライトアップされた氷像を眺めながら、ラーメンの食べ歩きなんかも楽しそうです。そして、記念になるグッズやお土産もあります。
さっぽろ雪まつりの記念バッチやキーホルダー、マグカップやTシャツもあります。ポスターデザインの切手がついたポストカードがあるので、自分宛に北海道からポストカードを送って、帰ってきて届くのを待つのも面白いです。初音ミクとのコラボグッズもあり、お土産選びも楽しめます。
【公式】「Hokkaido Shinkansen -Supernova Express 2016-」 雪のHTB広場「2016年3月26日開業!北海道新幹線」プロジェクションマッピング
2017年の魚氷の開催が中止へ!
1984年から33回にわたって続いていた、すすきの会場での「魚氷(さかなごおり)」オブジェの展示を2017年は中止する事が決定したそうです。
その原因は、2016年11月に北九州のテーマパーク「スペースワールド」で、スケートリンクに約5千匹の魚介類を埋めて開催したことでネットから批判の超えた相次ぎ、中止、さらにはそれがきっかけで閉園することもきまってしまったことを重くうけたさっぽろ雪まつりの運営サイドが話し合いの末決定となったようです。
個人的な意見ですが、足で踏まれるスケートリンクと、鑑賞用として展示する魚氷は意味あいが少し違うと思いますし、33年の伝統もありますので、割り切って展示してもよいのでは?と少し感じています。実際、これまでに、魚氷に関する苦情などはなかったそうですし、2018年はまた再開される事を願っています。
(動画)氷の壁に魚入ったオブジェ取りやめ。さっぽろ雪まつり 氷漬けリンク批判に配慮
北海道の雪祭りにちなんだ他の有名フェスはこれ!
北海道の雪祭りはさっぽろ雪まつりだけ?と思っておられる方もいるかもしれませんので、
北海道を応援するフェスティバル『SNOW MIKU』の紹介もしますね。
2010年のさっぽろ雪まつりで 、真っ白い「初音ミク」の雪像を作ったことをきっかけに北海道を応援するキャラクターとして「雪ミク」が誕生したのですが、その「雪ミク」が主役のフェスティバル『SNOW MIKU』が毎年北海道で開催されています。
昨年2016年では、大通会場に雪ミクの雪像が登場し、サッポロファクトリー施設内での、グッズ販売やステージイベント、ワークショップなどが開催されました。
Sound Lab moleでのDJライブ、札幌市電では雪ミク電車が運行しました。「雪ミク」に着せる衣装デザインは、毎年様々なテーマに沿ってインターネット上で広く募集しています。今年2017年も北海道を応援するフェスティバル「SNOW MIKU」が開催されます。2017年は、北海道の冬をイメージした星空/星座がテーマです。
開催場所は、全部で7か所あるのですが、「さっぽろ雪まつり」の大通り会場も開催地の一つとなっていて、「雪ミク」の雪像が作られ、グッズ販売もあるので、北海道の雪まつりの一つとして是非ご覧になってみてください。
さっぽろ雪まつりでの「SNOW MIKU」開催期間
- 期間 2017年2月6日(月)~2月12日(日)
- 会場 さっぽろ雪まつり 大通会場11丁目内
- 住所 札幌市中央区大通西11丁目
来場数が年々増えて、毎年進化する「さっぽろ雪まつり」
北海道雪祭りの代表的な「さっぽろ雪まつり」は2017年の開催で第68回になります。
第63回2012年の来場者数が205万4千人、昨年の第67回2016年には260万9千人と、ここ数年でも、来場する人がどんどん増えてきています。第10回開催の1959年の雪像制作が、はじめてテレビや新聞で紹介されたのをきっかけに、翌年から本州からの観光客が増えたと言われています。今では、札幌の雪まつりから日本の雪まつりへと毎年、進化をしながら発展しています。雪像の素晴らしさももちろんですが、来場する方が楽しめるように、雪や氷の楽しさを体験できるように進化している、さっぽろ雪まつりから目が離せませんね。